戦国時代には城下町、そして江戸時代には宿場町として栄えた八王子は、実は多くの著名人を輩出した土地柄でもあります
この「八王子の偉人たち」シリーズでは、八王子にゆかりの深い、歴史的人物についてご紹介していきます
今日ご紹介するのは…
人目 植竹 圓次(うえたけだんじ)
1901年(明治34)2月28日~77年(昭和52)11月16日
です
この方は
第16~18代市長(1961~73)を務めておられたので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません
植竹氏は
早稲田大学を卒業したのち、
毎日新聞編集局整理部長、同地方部長などを歴任。
その後は、57年から八王子市の助役となり、
その際に、市制施行40周年記念事業として企画された
市史編さんの委員会委員長となります
市史はおよそ6年の月日をかけて編さんされ、
彼が市長に就任したのちの、
63~67年にかけ、上下2巻および附編1巻として刊行されました。
ちなみに植竹氏の市長としての大きな業績のひとつに、
以前トリビアでも紹介した、甲州街道の歩行者天国があります。
彼は71年、全国に先がけてノーカー運動を提唱し、
甲州街道で歩行者天国を実施したのです
八王子市は2006年に市制90周年を迎え、
植竹氏らによる市史編さんから、半世紀もの月日が過ぎました。
そこで現在、八王子市では新たな市史の編さんが行われています
2006年、市制90周年からスタートしたこの企画は、10年後、
つまり2016年、市制100周年での完成を目指して、
今も編集作業が続けられているのです
こうして八王子の偉人たちを取り上げていると、
まだまだ知らない八王子の歴史があることを多く感じる私としては、
市史は見逃せないアイテムです
完成が待ちきれないので、まずは古いほうの市史を読んでみようかなと思います
そして、50年後、まだ元気だったら、今度は自分が編さん委員になってみたいな、なんて思っている私なのでした
(あーや)